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「どうした、そんなに珍しい光景か?」
ゼロの住む世界ではそこまで珍しい光景では無かったため、訝しげな表情でインヴァネス達に問いかけた
インヴァネス等は瞳を輝かせながら大きく頷いている
特に女子2名はabilityで生み出した小動物を思い出したのだろう
ペンを関心した様子でじっと見つめている
インヴァネスは興奮した様子で質問を投げ返してきた
「なあ、それは何て言うabilityを使っているんだ?思念系か?他にはどんな使い方があるんだ?」
新しい玩具を買って貰った子どものような雰囲気でインヴァネスはゼロに詰め寄った
この能力が使い方によっては恐ろしい兵器と化すなんて思ってもいないようだ
ゼロは目線を下へ向けながら能力について説明し始めた
「このabilityは思念系のサイコキネシスと言うものだ。物を浮かばせたり操ったりすることが出来る。この能力を応用すると人を動かないようその場に縛り付けたりも出来る。力が強い者はabilityそのもので人を圧死させることも可能だ。そんな恐ろしい能力だぞこれは。」
それを聞いた彼等はスッと静かになった
ゼロは下を向いている為彼等の表情を伺うことはできない
だが、どのような表情をしているのかなど容易に想像できた
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