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慧「キメェ」
玄「で、俺か。俺は、どっちでもいいかな。楽な方を選びたい。とも、充実した人生を。とも。もし、こっちがしんどいんだったら、帰りたいな。」
慧「楽観的だなァ…」
玄「そりゃあ、、え、状況分かってるつもりなんだけど、何か変?」
慧「いや、多分、この世界は玄把が思ってる10倍はスリリングだよ。最悪、死ぬね。もしかして今、この村でお世話になろうだとか考えなかった??」
玄「だ、え、駄目か。え、この世界って、慧は何知ってんの?」
慧「まだ、なにも。憶測でしか言ってないよ。ただ、元いた世界の常識が通じない。と思ってるから、色々吸収して、馴染まないとなァーって。」
玄「いや、頭が理解に苦しんでる。何?ゴブリンって何なんだよ?小人って何なんだよ?衛星?何処の?エ?夢じゃないんだよな?」
慧「面倒くさいなァ、最初に言っただろ。全部、本当だよ。受け入れろって。」
玄「おかしいだろ… 何でそんなに平然としてるんだよ… 俺が変みたいじゃん… やっぱ夢…」
慧「玄把は至って正常なんだと思うよ。 変人だけど。」
玄「否定も肯定もさせないつもりかっ!当たってるけど!」
慧「んじゃ、2択。今を受け入れてこの世界に適応する。か、疑心暗鬼になって挙げ句、消える。かどっち?」
玄「消える?って何?」
慧「死ぬ、隠遁、なんとか地球に帰る方法を見付ける。のどれか」
玄「最悪の結果から言うのな……じゃあ、帰る方法を探しつつ疑心暗鬼でも、頑張る。ってことで。」
慧「やっぱか。なんでこうも不一致なのに今まで仲良さげだったんだろうな?多分、この村出て、何処か大きめの村だか、街に着いたら、そこでさよならだな。」
玄「待って、ちょっと待って。本気か?なあ?」
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