そういった概念や常識

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慧「(スニーキングミッション開始!)」 玄「(テンションたっか!)」 慧「(シッ)」 無言のまま身を屈め、慧のハンドサインに従って物陰から物陰へ。 屋根から見た景色からして、そんなに大きな村でもないから、すぐに村と森の何も無い境界についた。 慧「(ひとまず…第一ステージクリア。)」 玄「(腰イテェ…と、言いますと?ここから?)」 慧「(この、所々に切り株が残ってる拓けたとこが、第二。)」 玄「(隊長、あそこが怪しいです!)」 慧「(整備された道らしい道は駄目。小人からすると、切り株飛び越えて進むのは歩きづらいからァ、草が踏みつけられてるとこ探し…)」 ブォオ ブオオー ブォオ ブオオー(警笛) 玄「(道の横!走るぞ!ちょっ!はやっ!)」 ちゃんと話を聞いてか?予想外に足の速い慧に、一足どころか10メートルほど遅れて走り出す玄把。 矢倉は見えるが、人影が見えない。 やっと慧が立ち止まったのは、森に20~30メートルほど入ったところだった。 玄「ハァ、はっや。」 慧「第二ステージクリア。森が第三且つ最終ステージ。追手の心配があるから、歩きながら話す。」 玄「隊長、方向はこっちであってるんですか?」 慧「見渡す限り森だったから知らない。最悪ってか、現状、野宿率96%。それと、そこらのよく分からんものに触らないこと。違和感を覚えたらすぐに知らせること。しっかりついてくること。」 玄「えっストップ!」 慧「うるさい、何?」 玄「その、足元に何かある。」 慧「これって……トラバサミだ…あれだ、手頃な棒ない?」 玄「棒なら横に落ちてんじゃん?それってヤバイのか?」 慧「歩けなくなるくらいにはヤバイ。踏むとこれがおもいっきり閉じて肉に食い込む。絶叫ものじゃないかな?」
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