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玄、慧「「マブッ!!」」
慧「眼球がぉあ!網膜があ!」
玄「何だよ?!車のハイビームか!?」
慧「それほどダメージ無かったわ。エ」
玄「直視したせいでまだ真っ白なんですが、慧さんや」
慧「いや……今から言うこと信じる?」
玄「信じるも何も、なにが?」
慧「数秒前、コンビニ店内に居たのに、ドア開けて外に出たら、知らない所」
玄「冗談はよし子さん。」
慧「さっぶ、夢説も消えた。」
玄「いや、待って、視力戻るまで信じない。150円賭けたっていい。」
慧「いらない。で、まず、夢の中ではどちらか一方からしか会話出来ない。明晰夢でもない。急に見られるようにはならないから。」
玄「よく分からないけど、まだ信じない。目の奥、マジで痛い。」
慧「失明乙!」
玄「あ、下の方から見えてきたわ。」
慧「あっそ、ちょっと辺りの様子見るね。」
何処だろうか? 少し高い所。
そこからは、近い順に、複数の屋根、広場と子供が見える。
どうやら、元、居た場所とは大分離れた所のようだ。
村のようなここは、沢山の木、森か?の真ん中を開拓して作られたのだろう。
慧「あ、携帯…は、圏外だ。」
玄「戻った!丸見え! 取り敢えず、豚まん食べようぜ?」
慧「お前はピザだろ。」
玄「そーゆうんじゃない。食って考える。」
この二人も屋根の上にいる訳で、普通に会話してたら、当然、声は響く。
『φйщ¢〓¶ヶ?』
『*\※←仝♪#?』
玄「何か下から聞こえるぞ?」
慧「今の、なんて言ったか聞き取れた?」
玄「いや、急だったから、分からん。」
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