径とも言えない道の上で

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待つと思った手前、待ちきったけど、もう客も(まば)らになってて、手持ち無沙汰なもんだったからさあ… 水と、おにぎりとジュース注文しちゃったぜ どうやら、ジュースは3でおにぎりも3コッパらしい。 で、なんか放心状態のこいつをどうするか 玄「部屋、戻るぞ」 「グプ……吐きそう」 玄「吐くな栓しろ、スライムだろ?」 顔を変えたように体の構造を変えられるのなら、食道を閉じるなんて朝飯前だろ? 「…うん。大丈夫。戻る」 玄「おう、そういえばさ、なんでついてくんの?今までは仲間?家族?とかと一緒に生きてたんだろ?」 「うん。言いにくい理由なのです。その、無神経と言われたことないのですか?」 …今までに心当たりしかないな。 もう貫通して天井に突き刺さる勢いだね、それ グサッより、ドパンッ!と破裂音だよね 玄「いや、ノーコメント。 言いにくいんだったらいいよ。で、なんでついてくんの?」 「?? わざとですか?」 玄「え?なにが?」 「えっ?」 え? ……___ 部屋に戻ってきた。 その、なんというか、無言の空気に圧されてうやむやにしたよ。。一番嫌な空気かもしれない あ、そうだ。風呂入ろう! えっと、タオル……手拭いか。着替えとかは……ないよな。 これそのまま着るしかないのか もしくは、風呂で一緒に洗っておいてから、自分は裸で寝るか。 こいつは……異性の顔してるけど、異生物だから問題無し。と さてと、服を脱いで入った先は俺の見知っているものと大した差はなくて、強いて言えば、シャワーが古い映画に出てくるような様式のバルブを捻るだけのもの。 後は、気になるのは俺くらいのものかもだけど、固形石鹸かな このシャワー、水しか出ないのか、湯は出るのか……
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