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慧(上手くやれよ!)
玄「ゼス、ジェスチャーだ。一人がなんかしてるけど、けど、クァど……うん、多分、慧の事も姿を出せって事だな。」
慧「よく考えたら、声違うし、聴かれてたんだもんなァ……しょっっと…」
『Д~…Д~…』
慧「うわ、こっち指差した… 両手、挙手して動くなって事かな?」
玄「分から…」
『♂≠≦!!♂≠≦!!』
慧(口、手で被って…勝手に喋るなってか…玄か)
玄(喋んなね。お?お?俺も、動くな手をあげろ!だな?)
現在、玄把は上半身に何も身に付けておらず、下半身は、ズボンをすっかり肌着が見えてしまうぐらいの位置にまで下ろしている。絶妙に間抜けで動き辛い格好だ。
『ゑ〒Λ!』
『∈∋㎡Σ』
『##Ⅷ▼┏υξ??』
最初に集まってきた三人とは別に、眼鏡の様な物を掛けた、老け顔と同じくらいの身長の子供が分厚い本を手に入ってきた。
『我輩は、デルタ。其方は何者だ?』
・・・・
『聞き取れぬか?ゴブリン語を話すと聞いたのだが。 ヱヶ∞ΦΨй《?』
『жы㏄±±! #@?』
慧(今、喋ったなァ……)
玄「人間です!名前は玄把です!」
慧「チョッ、右に同じで、名前は慧です!」
『ほぉ、ゴブリンではないと。ゴブリン語を話す訳を申せ。』
玄「ゴブウィ…」
慧「待って、ややこしくなるから。 よろしいか?」
『申せと言っとろう。』
慧「私等、二人は、ゴブリンではありません。話す言葉は、私の住んでいた国の言語です。」
『それを、示してみろ』
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