径とも言えない道の上で

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いざ他人の服を選ぶとなると困るな… こいつの場合、サイズとかどうにでもなりそうだしな… あ、靴も売ってるのか。 よく見ると衣類以外の物もちらほらと テキトーに置いてあるように見えて意外と適当に並べてある。 元の世界以外でも楽に辿り着く形なのか、見知った形状のものが多数見受けられる。 地味に驚いたのはク○ックス 。サンダルとかスリッパじゃなくて、ほとんど同じ形のものが売ってるってこと。 書いてる言葉は読めないけど、表現方法は似てるらしい。これは多分、「オススメ」か「安い」って書いてあるんだろうな。 でも、これはいらない。 良く歩くのはそうなんだけど、砂が直接入ってくるのはちょっと…… で、レィフィにはこれでいいんじゃないかな?と 今、着てるボロは全部捨てて一新させるつもり 靴は長靴と迷ったけど、丈夫そうなブラウンのブーツで、手袋は白い皮?手袋、服は体色と似た山吹色でフードの付いたコートのような…?もの。インナーも必要だな。手頃なシャツを取って、と 玄「レィフィ、決まったか?」 レィフィ「これかな?面白いかも」 下と顔を隠す何かは自分で探すらしい。 人型だけど、下着はどうなんだか? レィフィ「うそ……」 持ってきた黒くて薄い光沢のあるズボンと何かを床に落とすとそう呟いた。 玄「どした?」 レィフィ「ドンピシャ」 ドン?え?そんな死語、どこで覚えた? レィフィ「一生付いていくかも!この短期間で私の事をそんなに良く見てくれてたなんて!」 玄「は?」 何を言ってるのかさっぱりなんだけど? 玄「取り敢えず落ち着け。急に意味が分からない。一生とか付いてくるな」 レィフィ「うん、うん。落ち着く。」ジュル よだれ出るほど興奮するとか一体何が…
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