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慧「そ!れは……あ、貴方は私達の言葉が記された本を読めますか?」
『無論だ。ゴブリンの生態を研究しておるからな。』
慧「玄把、鞄から本出して。」
玄「じゃあ、ちょっと失礼して…‥これだ!」
慧「それ…で、いいから、あの人にパス」
今、玄把のズボンは動いたことにより、膝下にある。
鞄から取り出した本(メモ帳)を山なりに投げ渡した。
玄「それ読めんの?」
パラパラと何度か捲り眼鏡の様なそれを触る。
『汚い字だの…』
慧「ゥ、うっさい、知っとるわ!」
玄「俺は読めるから気にすんな。」
『粗方、分かった。字が汚いぐらいしか分からないがな。 改めて問おう、其方等は何者だ?何処から来た?』
眼鏡のそいつが、槍を持った後ろの三人を退かせて自身も一歩下がった。
玄「つまり、、俺は人間です!地球から来ました!ここ何処ですか?だな?」
慧「アホ、私等は種族が人、地球という星から来ました。…かな?」
『ふむ。何を訳の分からんことを言っとるんだ?ここは、衛星テラ、儂等は小人で、ここは小人の村ネイシンだ。』
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