そういった概念や常識

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分からない事が多すぎて会話にならないと判断され、屋根の下の空き家に案内された。 因みに、屋根の上には梯子でもないと行き来の出来ない構造なので、梯子を……と慧が提案したが、別に飛べない高さじゃないと宣った玄把のせいで飛び降りる事に。 服を着直した玄把が先に、ジャンプ……下に居た槍持ちが一人、尻餅を付いた。 少し足が痛いと思いつつも、屋根を見上げると、黒い影が顔に迫っ 玄「い゛った!」 慧「も一個いくぞー」 緊張感皆無のやり取りに小人の四人も警戒が薄れるばかり。 ・・・ 『この大陸には国が二国あり、内一国の領土内にある、巨大な森の中にある小人の村の一つだ。』 慧「小人、はい。」 玄「ファンタジーかよ。」 慧「隠してたわけじゃないけど、今だから言う。そういうの好物。」 『やはりゴブリンではないらしいな。知らない言葉がちらほらとある。人間とはなんだ?』 慧「はい、私等の世界を数と知能、道具と順応性で支配した、個の力は弱い種族です。」 『なんだそれは?どんな技を持っている?数は?業魔は、どう狩った?』 慧「技?は特にないです。数は71億人です。業魔とはなんですか?」 『業魔が存在しない世界というのか……技はなくて当然で、途方もない数か……皆、其方等程の体躯なのか?』 慧「はい、まぁ。」 『道具とはどんな物がある?』 慧「ここにあるものと比べても大した物ないですよ。この体一つと、その時、持ってた物だけだから。」 『よい、全て台の上に出せ。』 ポケットに入れた携帯電話以外の物を台の上に出していく。 多分、小人用のテーブルだろう。全てが小さく低い。
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