第1章

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照れくさそうに、頭をかく先生はそれから私の顔を見ていった。 「筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて ふちとなりぬる……ってね」 「はぁ?」 「少しはお勉強してください。英語だけじゃなくてさ。簡単だから。さぁコーヒー入れて。その写真は返すんだから鼻水で汚すなよ」 「よごひまへん!!はだみずだんで!!ばか!」  ****** 「榊さ~ん。恋する乙女は何時の世も良いものですな~」 「ふふふ。そうですわね~黛くん。人寄先生も男だったんですね~」 白衣を脱ぎ捨て、イタズラ成功に喜びを感じる二人なのでありました。 え?被害者数ですか?まだ少ないくらいですよ。恋に使うのが一番楽しいです。ね!榊さん。 はい、黛くん! ちなみに中身は……栄養ドリンクですよ(笑)
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