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私は白川結花。 ごくごく普通の家庭で育った 裕福な家庭か貧乏かで言えば貧乏だ。 高校を卒業して、お金に余裕のない私の選択は 早く就職先を見つけることだった。 友達は専門学校に行ったり、大学に行ったりと 他の選択もあったけど、我が家にはなかった。 ただ。羨ましかった 家も借家。しかもボロい。 その為友達を家に呼ぶことも彼氏を家に 招待することもなかった。 家族は5人家族。父、母、姉2人と私だ。 家は2DK。私達姉妹に用意された部屋は1つ。 3人で6畳。かなり狭い。 姉2人の机はあっても、私の机はなかった。 唯一棚が1つあっただけ。 夜は机と棚の間に布団を敷いて寝ていた だから姉が机を使ってる時に寝ると 真っ直ぐ寝れず。私は首を曲げて寝ていた あー。もうこんな生活うんざり! 子供ながらに思っていた。 大人になって働いたら いい旦那を見つけて、絶対いい家に住もう! そしていつか子供が出来たら、自分と同じ思いは 子供にさせない! 絶対金持ちと結婚してやる!! これが私の目標だった
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