第1章

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待っててと言われて ずっと、ずっと待ってるのに 彼から何の連絡も来ない。 眠れない夜が続いた。 1ヶ月も過ぎた頃 携帯がなった。 「僕だよ。 めぐ実 お誕生日おめでとう。 遅くなってごめんね」。 草太… 涙がとまらない。 「泣くなって ずっと一緒にいようねって 約束しただろう。 もうすぐ迎えに行くからさ 待ってて」 「うん、草太……」 そう返事をした時 電話は切れた その電話の中で 風の音と波の音が 聞こえてた。 「草太…何処にいるの?」
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