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拓海の体は真奈の薬によって透明となっていた。意識の戻った拓海はクラスメイト達によって手際よく服を脱がされていく。
「それじゃあ、これがゴリラのとこの鍵でこっちがオカマのとこの鍵ね♪」
何故か持っていた先生の机の鍵を渡され拓海は職員室に向かわされた。
はぁ、何故こんな事をしなければならないのかと拓海は思いながらも職員室のドアに手をかけ開ける。
「え~とたしかここがゴリラの机……あったあった……。でこっちがオカマの……」
鍵を開け携帯で撮り、オカマの机の鍵を開けようとしたその時ふと後ろに気配を感じ拓海が振り返るとそこには鬼の形相でこちらをみるゴリラがいた。
(っ~~~~、あっぶねぇ声出すとこだった。つかなんでここいんだろ? まぁ、見えてねぇだろうけど……)
後ろにいきなりゴリラがいたことで驚いて声がでそうになるも堪えた拓海は、変顔をしてみたりと色々やる。
自分が透明人間だからできることであり、何時もは出来ないことをやり続ける。
しかし、気付いていなかった。自分の体が元に戻っていることに……。
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