第6章

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誰もが話さずシーンとする中、『着きやした』と言えば加奈も 「送ってくれてありがとうございました。 麻衣、涼またね。 翔…連絡してね。バイバイ―…」 と言うと車からおりてドアをバタンと閉めた。 加奈の家の前から車が動き出して振り返るともう加奈の姿がなかった――… 申し分けなく思えて胸が苦しくなった感じ。 「翔、いいの?」 「何が?」 「加奈といなくて…」 「あぁ。今日は帰らないとマズイ。」 「どうして…」 「涼に届いたメール見ただろ?」
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