第8章

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「簡単じゃあないだろうな!?兄貴の手前…」 「そうね。2人が兄貴に継がせようとして、彼女との別れ話をして拗れたんだものね。 『陸は好きな女ハラマセて俺は諦めるなんて』っていったんだものね。」 「兄貴もまだ仲直りしてねぇのか?」 「はい。ですが―… かかりつけ医は、うちの病院にしたんですよ。 一度兄貴の嫁と病院で話したんです。 出産の頃でしたが…ずいぶん前の事ですが…」 知らない話ばかりで、ついていけないよー… 私にいとこの存在がいるってはじめて知った。 パパ側のお爺ちゃん達も、先代と知り合いみたい。 何も知らないで育ったんだと思う。 「それより先代にお話しがあります。 涼と麻衣ちゃんが付き合っています。 翔にも彼女がいますが、堅気のお嬢さんですので、今回は連れてきませんでした。」 「「「「はっ…涼と麻衣が…」」」」 「2人は何も知らず、恋をしたんです。」
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