第9章

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旬も付き合ってる彼女と別れさせられそうになった。 学園の理事長の娘で俺が病院を継げば、問題なかった。 でも、麻衣が出来て、病院を継ぐのは兄貴になって反発したんだ兄貴。 高校出て、養子に行き、大学に入った。 今では大きい会社のトップになってるんだが… 家を出てから、親父達も俺も1度も会ってないんだ。 お袋はずっと悔やんでいた。 事務をしていてる俺でも病院を継がせていればって… だから、麻衣が言う俺達から離れるって言葉に敏感になったんだよ。」 私達はずっとパパの話を聞いていた。 「俺、知らなかったから、院長夫人の言葉が酷いって思ったけど、陸さんの話聞いて、麻衣や陸さんに自分達と同じ思いして欲しくないって言う言葉だって思う。 それに、親父達の気持ちも… 後は、お袋がどう言う結論を出すかだな。」
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