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生きている雅は待合室でタバコを吸っていた。
死んでいる雅は、死んだような顔で、生きている自分を見つめていた。
航は、複雑な感情なんだろうなと察した。
悠はニヤニヤしている。
すると生きている雅が黒服に呼ばれ、個室へ誘導されて行った。
そこには、物凄いブサイクがタオルを体に巻き付けて、待機していた。
死んでいる雅はもう泣きそうだった。
生きている雅も顔が引きつっている。
それから40分、死んだ一行は生きている雅と物凄いブサイクの濃密プレイをただただ、見ていた。
死んでいる雅は、黙って涙を流していた。
死んでいる悠は、ひたすら爆笑していた。
プレイが終わると、生きた雅は一万円を財布から引き抜き、ブサイクに渡した後、満足そうに店を出た。
死んだ悠が死んだ雅の肩に手をポンポンと叩き、慰めていた。
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