蛇の尾

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「ここか…」 航、悠、幽霊のおっさんは白い三階建ての一軒家の前にいた。 外装は立派で、「お金持ちが住む家」という感じだった。 「じゃあ、ピンポン押そうか」 悠が人差し指をぴんと伸ばし、インターフォンを押そうとした。 「いや待てよ、まだなんも決まってねえだろ。」 「何が?」 「あなたの亡くなった夫様がこちらにいらっしゃいます。とか言うの? 通じないだろ」 「なんとでもなるって、1度夫様が良くしてくれた事があり、手を合わせたくて来ました的なアレでいいだろ」 おっさんは微妙な顔をしている。 「悠、おっさん不満そうだわ」 「てめぇ!誰の為に来てやってると… その時、玄関のドアから 「美人若妻」的な人が現れた。 悠と航は硬直しつつ美人若妻の体を舐めまわすように見ていた。
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