第2章ー大事なことー

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すると克サンはゆっくりと話始めた。 まず、自分等はまだ正式に婚約をしていないこと、私に婚姻届けを差し出したが私からまだ婚姻届けを手渡されていないこと。更には今自分のおじいさんがある病院で入院しているがお金が足らなくて困っていた。などなどズラズラと並べられたがすべて記憶喪失であやふやで思い出せない。 でも1つ確かなことはやはり自分はまだ婚約者がいないと言うことだ。 しかし…その婚約者候補に克サンと柳原サンの二人いることで…私はどちらのことを愛していたのか更に疑問が残ったのだ。 それと…初め克サンと克サンの弟の尊君に会った時に尊君が口にしていたデートや買い物をよくしたりしていたという内容にも疑惑が残るばかりで私は自分自身、記憶が合った時は節だらな事をして相手をもて遊んでいた事を考えたら自分は遊び人だったんじゃないかと思うと…余り思い出さない方がいい過去があるんじゃないかと不安だけが残った。
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