第2章ー大事なことー

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ある日ー ートントンーと病室の戸を叩く音。 『おはようございます!神崎サン、調子はどうですか?』と担当医の柳原医が訪ねてきた。 「あっ…おはようございます。調子はまぁまぁです」と私は言いました。 『そう。何か記憶は思い出せたかな?』と聞いてきた。 「いいえ…全然思い出せません。」正直に話す。 『まぁ、無理に思いださなくていいと思いますよ。でも何か思い出したい事があるならば、僕が君のカウンセリングをしてあげてもいいですからいつでも言ってくださいね。』と柳原医は優しく言いました。 「はい。分かりました。」と素直に言いました。
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