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高校に入って、俺の人生価値観すら変える運命の人と出会う。
運命っていうのも気恥ずかしいけど、名字すらも神様のいたずらかと思うほど。偶然が重なり合う。
そして、俺たちは好きな映画も同じだった。
高校二年生の夏休み、二人だけで北海道へ旅行に行った。
スタンド・バイ・ミーの世界風景を撮ってみたいと思ったから。
涼しい夏の日。
リュックを背負ってカメラをもって
俺たちは
廃線になった線路を歩いた。
どこまでも、歩いた。
スタンド・バイ・ミーのメロディーを口ずさみながら。
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