藤島章の過ち(4)

28/38
前へ
/38ページ
次へ
オレは目の前にいる警察官の話を聞いて、心の中でほくそ笑んだ。 殺人の罪が帳消しになるんだったら、どこにだって行ってやろうじゃないか。 陽子を失ってしまったオレの命なんて、どうせ二束三文の安い命だ。 オレは明日、死んだとしても悔いはない。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加