藤島章の過ち(4)
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オレは目の前にいる警察官の話を聞いて、心の中でほくそ笑んだ。 殺人の罪が帳消しになるんだったら、どこにだって行ってやろうじゃないか。 陽子を失ってしまったオレの命なんて、どうせ二束三文の安い命だ。 オレは明日、死んだとしても悔いはない。
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