第11章
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お爺ちゃんの家は病院のすぐ近くだった。 大きい家…… 中に入ると何故か懐かしくなった。 記憶だってないのに…… 生まれて少ししか居なかったこの場所なのに…なのに…不思議だな。 「麻衣ちゃんはこの部屋を使ってね。 ここは昔、陸の部屋だったの。 陸は、旬の部屋を使ってもらうから……」 「パパの部屋だったんですか?この部屋。」 「そうよ。麻衣ちゃんも産まれてすぐはこの部屋にいたのよ…」
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