【呪われた学園】第7話

半沢範子の憎しみ

範子が昇降口から教室に向かうまでに、範子はさらに自分が置かれている状況の苦しさを知った。

廊下を歩く範子へのみんなの反応は、あまりにも冷ややかで、範子は胃がキリキリと痛み、お腹を押さえた。

範子と目をあわせようとしない人。

範子に冷たい視線を送る人。

範子に背を向けていなくなる人。

範子が歩く背後からは、ざわざわと人の声が聞こえてきた。

範子は憂うつな気持ちで歩きながら、その声に耳を傾けた。