半沢範子の憎しみ(2)

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範子は学校でつらい思いをすることが増えるにつれ、『モバイル』での書き込みが多くなった。 範子は、本当の自分を知らないネットの中での友だちとのやり取りで、孤独な自分の心を癒した。 半沢範子は、殺人犯の娘で、町の嫌われもの。 モバイル内にいるのりりんは、明るい普通の中学生だった。 範子は、のりりんの日記に、それとなく自分の心の中にある悩みを書き込んだ。
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