半沢範子の憎しみ(4)

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「これから私が、このボロボロの御守りを学校内のどこかに隠すよ。 せっかくのゲームだから、とっても見つけにくいところにね。 アンタがこのボロボロの御守りを見つけることができたなら、 アンタにこの御守りを返してやるよ。 どうだい、おもしろい遊びだろ?」 朱美がそう言うと、他の三人は、うれしそうに声を上げて笑った。 「ダメ! そんなことしないで、御守りを返して!」 「ダメよ。 だってそんなことをしたら、つまらないじゃない。 私はアンタが困っているのを見るのが楽しいの。 だから範子、アンタは一生懸命、この御守りを探しなさい」 朱美はそう言うと、うれしそうに笑って範子の前から立ち去った。
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