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〈 本当に私の大切な御守りは、学校内に隠されているのかしら? 〉
範子の頭の中に、そんな考えが思い浮かぶと、範子はいてもたってもいられずに、立ち上がった。
〈 もう一度、学校に行かなくちゃ。
私の大切な御守りを取り戻しに……。
私にはあの御守りが必要だから…… 〉
範子は懐中電灯を手に持ち、家を飛び出した。
学校に自分の大切な御守りがあることを信じて。
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