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それは確実にわたしに向けた言葉
2人しかいない空間
「好きです」
「わたしも好きだよ?」
「そうじゃなくって」
うん、そうじゃないだろう
弥生くんにもさっき好きだよって言われて
『うん好きだよ幼馴染みだもん』
『もんとか言うな人として好きって言ってるだけだ』
『わたしも人として』
とわたしは繰り返したから
「僕さここに転校してきてからずっとこの席なんだ」
女々しいよね?
そう笑った
「でもわたしは知らない、」
ずっと隣だということ
「それでいいんだ...ねえ僕とさ付き合ってください」
「...ごめんなさい」
忘れるって...選択はきっと
自分が普通ならありえない
動揺って思っていたより
自分は隠すのが得意なようで
「僕は諦めてるから」
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