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この親友、睦月新(むつき あらた)に学校ですら他人のフリを通そうとして、いつも結局出来ないでいた。
なぜかって?
こいつを
止められるの!俺しかいねぇーんだよ。
女子の間で、男前変人と呼ばれる幼馴染み(女)に俺は近付いてこう言った。
「ほら、手を振ってやがるあれに気を付けろ?」
無表情にジーと見つめてくるこいつは確かにあざとい。
「あれって、弥生くんに振ってないの?」
あぁ...、お前マジで騙されんなよ。
「俺に振ってたらアイツは床に這いつくばるそして、ミンチになる」
物理的に終わらせてやる。
「弥生くんは難しいことをするんだね」
「楽勝」
親友を視界にすら入れたくないこともある。
それを聞いていた周囲の生徒はそそくさと離れていった....。
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