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なくしたモノを知るって
彼女にとってとても単純なこと
きっと失うものなんて
これぽっちのモノだと思っていた
片手に収まるくらいの
けれど...それって自己完結じゃないかって思うようになった
いや...そう思わなければ...
何も報われないと思う
彼女の家は隣同士でない
でも2軒挟んですぐの一戸建て
2階に彼女の部屋があって
それは土曜日のことで
そして目の当たりにしたあの瞬間
いや..聞こえたすすり泣く声
あぁ...俺ってバカだと思った
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