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「あれ?俺、何だっけ?
『俺』は何でここにいるんだ?
『俺』は何してたんだっけ?
えっ?じゃあ、いったい何だ僕は?」
ちゅうちゅうちゅうちゅうちゅう・・・
・・・あっ!!これはこれは・・・!
「ねえねえ、カヤネズミさぁん・・・」
「ちゅうーーーー!!ネズミお化け!!ちゅうーーーー!!」
「な、何で逃げる?!おい!おーい!
・・・・・・逃げちゃった・・・!!
へ?『お化けネズミ』??
もう一度、お池に俺の顔を確かめてみよう。」
ひょいっと。
「鋭い出歯。
大きい鼻の孔。
細い尻尾。
短い脚。
ずんぐりとした体つき。
そして、ボサボサとした毛並。
うっ・・・
『俺』は思わず仰け反った。
何だ?このきもい怪物のような姿は?!
あっ!『俺』か。」
ばしゃん!!
ばしゃばしゃばしゃばしゃばしゃ・・・
「ふぅーーー~・・・ぶるぶるぶるぶる!!思わず、本能的にひと泳ぎしちまった。
でも、何でお池を見たら泳ごうとしたんだ?!」
ぱしゃぱしゃぱしゃぱしゃ・・・!
「ん?」
ぱしゃぱしゃぱしゃぱしゃ・・・!
「だれ?そこで何かお池で何か洗ってるのは?」
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