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光が漏れている部分に触れると、光があたり一面に広がっていく
思わず目を閉じもう一度目を開ければ、今度は暗い空間の中にいた
『………ダンジョンマスター、確認中』
頭のなかにいきなり機械的な声が聞こえてきたので、思わず首をかしげた
『新たなるダンジョンマスター、声の認識を致します』
機械的な声から今度は女性のアナウンサーの声に変わった
「あー、これでいい?」
『新たなるダンジョンマスター、声の認識を確認中………登録されました』
どうやら登録されたらしい
『計測………、新たなるダンジョンマスターに特別支給品あり、転送します』
「特別支給品?」
いきなり目の前に机が現れ、その上にはずらりといろんな物が置かれていた
「特別支給品ってなに?」
『特別支給品、新たなるダンジョンマスターが記憶を失う前に何かしらの条件をこなしていた時に、贈られる品物です』
記憶を失う……確かに、先ほどまで覚えていたことすら思い出せなくなってしまっていた
「ダンジョンマスターとは一体……」
『ダンジョンマスターについてのヘルプをお使いになりますか?』
「ヘルプ……、うん、そうだね
ダンジョンマスターとして、必要最低限のこと、それとこれから何をしていかないといけないのかも教えて」
必用最低限聞けば粗方なんとかなる
それは唯一、私が記憶を残している誰からか教わった言葉であった
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