第1章

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第二世代 ( ^ω^)「今度はPCエンジンだお!」 ( ^ω^)「スペックが高くて楽しいお!」 任天堂のファミリーコンピュータが発売され数年が経過し、ハドソン(現・コナミデジタルエンタテインメント)がより高性能のハードウェアを望むゲーム開発者やユーザーのニーズを把握した事で開発が始まり、市場に投入された。発売当初はファミリーコンピュータやセガ・マークIIIと競合し、後にスーパーファミコンやメガドライブと競合した。NECグループとしてはコンシューマ初参入ハードで(注1)、ハードウェアとソフトウェアの開発はハドソンが担当していた。 発売当時としては常識を覆す高速・高性能であり(注2)、任天堂のシェアを崩すには至らなかったが、新規ハードとして一定の普及に成功し国内市場では1992年時点でスーパーファミコンに次ぐ24.7%のシェアを占めていた(注3)。1990年代前半の日本市場において、PCエンジンの周辺機器であるCD-ROM2は最も普及していたCD-ROMゲーム機であり、NECの後藤富雄 (当時) は、「他のメーカーに先駆けてCD-ROMを採用したことに対しては、私としてはそれなりの自負がある」と述べている(注4)。
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