プロローグ

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遠い遠い昔、この広大な銀河に1つの星が誕生した。 星は雄大で青々とした海原に満たされていた。 時が流れ、蒼海に包まれたこの星にも多くの生物が生まれ、また多くの文明が栄え、そして滅びていった。 悠久に流れる時の中で、いつしかその星は無限に広がる蒼海をさしてこう呼ばれるようになった。 ブルースフィアと。 星の命はまだまだ続く、命続く限り刻まれ続ける。 この星が最期を迎える時、この星は何を想うのだろう。 己が生きた証として、己の中に芽吹いた者が生きた証として、刻まれた記憶に、悠久に思えるほどの追憶に想いを馳せるのだろうか。
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