第2章 私達のスレ違いと本音

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「玲奈…私、生きるよ。また自分って何なんだって感じる事あるかもしんない。また死にたいとか思う時があると思う…。今の私には生きてる意味も理由もちゃんとあるんだ。だから生きなきゃ…!」 「よく気付けたね…安奈。その事に気付けて良かった、安奈はこのまま私と一緒に死ぬ選択をすると思ってたけどちゃんと自分自身が生きる理由を、答えを見つけられたね。えらい、えらい」玲奈は何処にでもいる姉らしい口調でそう言って私の頭を撫でた。涙が零れ落ちて止まらない。私は、見つけたのだ。自分が生きてる意味を、その答えを。現実の私はどうなっているのだろうか?どれどれ見てみようか?
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