若葉の温度

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   けど僕は時々、不安になってしまいます。 この想いが、いつか貴方を壊してしまわないかと……。 「淕さん、僕で……いいんですか?」 僕はもう、淕さん無しでは……生きていけないと思います。 けど、淕さんは……? 今更こんな事を聞くのは、ズルイのかもしれませんけど……。 それでも、たまに考えて不安になってしまう思いから、口に出してしまった。 「こう、さか……?」 ほら……いきなりだったから、淕さんも不思議がってる。 直ぐに、訂正しないと……。 「あの、すみません。今のは……忘れてください」 言った後でこんな事を言うだなんて……余計に気にさせてしまうだけなのに……本当に僕はズルイ。 少し迷った後、淕さんに触れてた手を離した。 「淕さん?」 無反応になってしまった淕さんが心配になって、呼びかけながら後ろから淕さんの顔を覗き込んでみた。 これ以上の幸せを求めるだなんて……と、心の中で少し反省をした。 「淕、さん……?」 だけど、淕さんの顔を見た瞬間、僕は動揺してしまった。 「な、何で……そういう事、言うんだよ……! こ、香坂は、オレの気持ち、信じ、られない……?」
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