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「――と、まあそういうわけだ」
「それで昼間騒いでたわけか。大柄な女と」
これは訂正してやるべきか…。
俺は一瞬模索し、
後でゴタゴタするのも面倒かと結論を出すと
流すように訂正することにした。
「……アレは男だ。まぁもう会う事はないだろうが」
あまり触れないで貰いたかったが、
そうはいかなようだ。
「あ?…男?お前の交友関係はどうなってるんだ」
「俺の友人じゃねーよ」
冗談じゃない。
思わずロッカーを閉める手に力が入り、
バンッ!と大きな音が休憩室に響いた。
そんな俺の行動に邦久は少し驚いたようだったが、
咎めてはこなかった。
「お前が感情的になるなんて珍しいな」
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