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「時間切れです。強制的に目覚めさせます」
ロケットランチャーが火を放つ。
これは、知っている。
デ・ジャブ。
俺は、確か前にもこの子にロケットランチャーを発射させられた。
……そうだ。
俺はこの攻撃から同胞を守るために打たれたんだ。
「おっぱそは、悩めるあなたをサポートします」
頭に砲弾が当たった瞬間、俺の脳内に言葉が流れてきた。
『胸が大きいと肩が凝るの』
その瞬間、鼻から赤い液体的な物が流れ出して、俺は思い出した。
還ろう。
我が同胞たちが待つ、きょぬー連合に。
「君は着やせするタイプだね。きっと中は素敵なZカップだ」
自信を取り戻した俺は、先生を置いて立ち上がる。
そして謎の『おっぱそ』の美少女にそう言うと、保健室を飛び出した。
「セクハラです」
デ・ジャブ。
また頭にロケットランチャーを発射させられ、俺は倒れた。
美少女が戦車に戻ると、中から大きな舌打ちが聞こえてきたのは、運動場からの乱闘の声に消えた。
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