35 箱

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「ょぃ…っしょ」 腹筋を使って上半身を起こす 足の間に座ったイチは俺を見上げてきた 「ん…」 両手を上げたイチの服を捲り上げて一気に脱がす 「ぷっ…はぁ…」 息を吐いたイチは気持ちよさそうに目を細めた 「…飲んだな」 俺の隠しておいた… 「薬って酒で飲んでも良いのか?ぅおっ!?」 頭を掻きながらイチを見下ろしていればイチにタックルされた 「びっくりした…ってイチ!!」 イチの手が俺の服の中に入ってきた 「っちょ…っ駄目だって…っ!」 「ダメじゃないっ…コウタもぬぐのっ」 「うわっ!」 一気に俺の服を捲ったイチは俺から服を奪う 「ヘヘッ」 得意げに笑うイチは俺の上に寝転んだ 「…はぁ」 瞼を閉じたイチは息を吐き出す その頭を撫でればイチは顔を上げて俺を見つめた 「コウタ…」 「…何?」 「ありがと…」 そう言ってイチは再び瞼を閉じた 寝息を立て始めるイチの体を抱き上げて横に寝かせる 俺はイチの髪を解かしてその体を抱きしめながら瞼を閉じた
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