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するとやっと一人の女友達にたどり着いた。
もしもし、「山田さんですか。私は、猪田と申します。5年前に加納リオさんにお世話になった者ですが、リオさんが帰国してきたと聞きましてぜひお会いしてお礼を申し上げたいなと思いまして、連絡先をご存じであれば教えていただきたいのですが」
「ああ、そういうことですか。いいですよ。私知っていますから、書き止めて下さいね・・・」といい浩二はリオの居所を探し当てる。
今は都内の英会話スクールで教師をやっているとの事。
浩二はリオのやりたかったことって何だったのかとふと思った。
英会話スクールで働くためにイギリスにまで行ったのか。
帰国しているならなぜ私の所に帰って来ないのだ。
疑問が残った。
まるで私と別れたいがためにイギリスに行ったとしか思えない。
そんな考えが頭の中をよぎる。
浩二は次の日仕事を早くおえてリオの働く英会話スクールを尋ねる事にした。
浩二は黒板にリオの名前を見つける。
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