朝が来た。
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「おう、じゃあお前はどういう夢を見たんだ?」 「えー……。あんまり良い夢じゃないよ?」 「気になるから話してみろって。」 「たかーい塔のてっぺんから落ちて死んじゃう夢……。」 「怖かっただろ。」 「うん。すっごく怖かった。」 そう言うと妹はブルッと体を身震いさせた。 眠っているときはあんなに幸せそうな顔をしていたのに。俺はそう思った。
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