序章 尊き師の遺言

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魔族と呼ばれる者と人間の間で起きた大いなる闘争の果て。 魔族は事実上の敗北を呈し魔族の住むアルクスガンド魔帝国と、人間の住むナグラス王国と聖ペテルナス大聖堂の三者のもとで調停が組まれた。 それによって魔帝国は多額の賠償を支払わされ、あらゆる資源、資産そして軍事力を奪われた。 調停によって魔族は魔界から出ることを原則禁止され、国力が大打撃を受けると共に日増しに国民の不満は高まっていく。 戦争によって城下町には大きな爪痕を残し、復興までは大きな時間と労力が要される。 そんな中でも彼は的確に目の前の課題を一つずつ片付けていく。
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