episode183 A Shameless Maid

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決して本意ではない。 「誰も来ないか見ててね……」 思春期みたいに先走る。 心も身体も受け入れるのは――。 「ッ……アア……」 草の青い匂いがする。 僕の育ってきた庭の匂いだ。 ここで僕は屈折し その分誰より美しくなった。 「和樹っ……!和樹っ……!」 そうさ。 どんな男も惑わすほど。 手に取るように 凪の求めることが分かる。
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