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僕が欲しいのは本当に
薬だけだったんだろうか――。
「アアッ……」
「そうだ、いい子だね」
僕はいつしか
言われたとおりヘッドドレスをつけ直し
スカートの裾を握っていた。
「足まで震えてるじゃないか?」
「ンンッ……!」
「すごい。痙攣しそうだ」
認めたくないんだ。
「分かるよ。こういうのが好きなんだろ?」
でも――。
「違っ……!」
いつだって
身体は嘘をつけないんだ。
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