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突然。
夢中で撮影していた手を止め
カメラを放り出して。
「ああ……」
凪は僕の傍に駆けて来た。
「ン……」
力尽く
首根っこを抱えるように
強引に顎を引き上げられれば。
意図せず尖った喉仏が上下した。
それを見て
きっとたまらなくなったんだ。
「ねえ、僕のもどうにかしてくれよ?ん?」
赤い唇に己の指を差し込み
ゆっくりと出し知れしながら
「ハァッ……ン」
柔らかく僕の頬をなぞり出す。
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