きっとまた会えるよね

～果たされる約束～

A｢離れ離れになっても、きっとまた、会えるよね……？｣

B｢当たり前だろ。俺達は今日で3-1を卒業するけど、今生の別れってわけでもない｣

A｢そうだよ、ね……｣

B｢お前は深刻に考え過ぎなんだよ。ばーか｣

A｢ほんと、君の言う通り、私、バカだ。えへへ、この絆は永遠だもんね｣

B｢感受性が豊かともいうな。じゃあ、そういう事で俺はそろそろ帰るわ。親に通知表見せて小遣いせびらないといけないし｣

A｢あ、うん。2週間後くらいに4年生の教室でまた会おうねッッッ！｣

　彼女はチョーク塗れの手で涙を拭って、教室を後にした。