第1章

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「おめでとう。 待ってたよこの日を」 「うん。 で、でも心配だよ! やっぱり女子高生がいいとか、心変わりしたとか、言われたらどうしようって!」 「うーん、信用ないね。 それじゃぁまるで変態みたいじゃないか」 「じゃ、じゃあ……私を好きな理由をありったけ述べよ!」 「それじゃぁ君から先にお願いしようかな?オレが先生じゃなかったとしても好きだと言える理由。ありったけ」 「そんなの一日中だって言えるけど…… ………えっと……でも勿体無いから、一日一つ、教えて上げる! 毎日一つずつ、ここが好きってところを見つけて…」 「それじゃぁ今は?」 「私を見て笑ってる目が好き」 オレも好きだよ。 恥ずかしそうにオレを見る目。 はぐらかされたのに、そのまま答えちゃうところも。 本当に長かったな。 自分を褒めてやりたいよ。よく待ったと。 終
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