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「るーちゃん、帰ってくるの遅…い…!?」
ウチを見て固まる美女。
茶髪美男子も固まる。
「あー、この子は坂本凛花。
まさかの異世界から転生してきた。」
「「ウソッ!?」」
うわぁ、やっぱり驚くよね…。
やっと、美女が動いた。
そしたら、動いたと思ったらウチに飛び付いて来た。
そして力強く抱き締めて来た。
「か、かっわいいーー♪」
「うぇっ。」
く、苦しい…。
「…おい、凛花が死にかけてるから。」
瑠衣、助かったわ…。
「あっ、自己紹介がまだだったね!
あたしの名前は坂本遥、25才よ!
この茶髪は坂本秀。」
「秀介っ!?」
「秀介って?」
「あっ、ごめんなさい。
秀君が弟の秀介に似ていたので…。」
「…ふぅん。
偶然かもしれないけど名前も似てるよね。
まぁ、遥が言ったとおり僕の名前は秀。14才。」
「ウチは13才だよ。秀君の方が1つ年上なんだね。」
「…秀。」
へっ?
「普通に秀って呼んで。君はいらない。」
「わ、わかった…。」
「へぇ~、秀ってば自分からそんな事言わないのにね。
どうした?明日、雨でも降るんじゃね?」
「そうねぇ~。ホントに降りそうだわ。」
「う、五月蝿い。」
どういうこと?
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