坂本秀という少年

4/17
前へ
/368ページ
次へ
ある日、母の部屋で物を漁っていたら古ぼけた一冊のアルバムを見つけた。 開いてみたら普通に写真が沢山あったが、その内のの1枚の写真を手にした。 その写真にはなんと父親らしき男性と母と赤ん坊の時の自分が写っていた。 その写真に写っていた母の顔は今まで見た事がない幸せそうな明るい笑顔だった。 僕はこの写真を見て父親に会ってみたいという気持ちがさらに強くなった。 きっとまだ生きている。 生きているなら一度でいい、一目会いたい。
/368ページ

最初のコメントを投稿しよう!

384人が本棚に入れています
本棚に追加