別たれた世界線

足元を見ると、青色のゴムボールが転がっている。咲也はボールを手に取り、子供たちに投げ返してあげた。ポーン・・・ポーン・・・子供たちに向かって跳ねていくボールの動きが不自然に減速していく。目の錯覚かと思っていたが、ついにボールは空中で静止してしまった。｢？？｣

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